曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

令和8年度の愛媛県高等学校総合文化祭演劇部門中・南予地区大会は…。

レベル高すぎ。

30年以上出場しているわけですがたぶん今までで一番レベルが高かった。

昨年の四国大会で愛媛のレベルが上がっていると書いたが、

実はまさかここまでとは思っていなかった。

暗黒の時代を過ぎて、

いよいよ愛媛の時代が来るかもしれん。

 

大洲の一人芝居の男子、

なんて普通に喋るんだろうと驚いた。

本当に達者な役者だ。

セリフのセンスもよかったです。

(顧問もう年だからやる気ないって言ってたけどそんなことなかったです。)

あんなセリフのまま構成がピタリと嵌ったらすごいことになると思う。

 

それからなんといっても松山北。

去年四国に初出場してこのブログでも褒め称えていたのだが、

その顧問の菊池祐児先生がこの春(川之江に)転勤になってしまった。

力のある顧問が去った後の演劇部の芝居は目も当てられないものになりがちだ。

そういうことを何度も観てきたから、

残された部員たちがどんなに大変だったのかわかっているつもりだ。

なのになんて舞台だったんだろう。

誰かの秀でた才能がなければあんなことにはならない。(誰だ?)

 

前顧問菊池祐児先生は柳雅之先生の演劇部の教え子だ。

その菊池先生の教え子が今回の芝居を創ったのか。

愛媛にも木が植わったと言えるだろうか。

『最後のナナコ』。

昨日中予大会が終わりました。

松山東高校演劇部『最後のナナコ』は見事優秀賞を受賞、

11月の県大会に出場できる運びとなりました。

観に来てくださった方々はじめ応援してくださった方々、

誠にありがとうございました。

 

午前中の上演だし夏季補習中だしで観客数も見込めないかなと思っていましたが、

蓋を開ければ(なぜか)引退した3年生もたくさん観に来てくれていて(補習はどうした?)、

客席は閑散としているわけでもないいい感じの状態となり、

終演後、

狭い楽屋は24人の現役部員と来てくれた頼もしい先輩たちと彼らからのたくさんの差し入れとであふれ返りました。

本当にありがとう!

(越智くんは例によってタバ〇吸いに行ってて写真にも収まらなかったんですよ。)

 

最後の講評で古田事務局長がいみじくも言った通り、

「高校演劇の目的は演劇を通してみなさんが成長すること」なんですが、

上演後の反省会ではまさに部員たちの成長を目の当たりにすることができました。

春フェスで刺激を受けたんだと思うけど、

ここ1、2年、

越智くんは生徒自身のスタッフワークにも力を入れさせていて、

上演を終え、

重責を見事果たした彼らの顔は内側から光り輝いて、

まるでドラマのワンシーンのような上気したいい顔が並んでいました。

 

スタッフワークの感想で個人的にウケたのは、

小道具の二人が新聞紙で偽札束を大量に作ったのだが、

芝居中に主役がそれをばらまいたとき、

泣くシーンじゃないのに「ああ!キレイに舞っている!舞っている!」と思って泣いてしまった、

というエピソードだ。

(いい話だよね。)

 

あとキャストのエピソードとしては、

副主人公の「マコト」が主人公の「ナナコ」を引っ張っていくとき、

上手に連れていくはずが、

なぜか本番、

下手に連れ去って行ってしまった。

客席で観ていた私たちも驚いたが、

一番驚いたのは連れて行かれる「ナナコ」とそれを追う友人たちである。

「待ってよマコト!」

「どこ行くのよ!」

というセリフが今までで一番真に迫っていた、

前日までうまくできなかったのに、

と言い合ってみんなで泣くほど笑った。

しかしつまり前日そこは何度も繰り返して練習したシーンなのだ。

なのになぜ「マコト」は下手に向かって駆け出したのか、

そこを聞くと、

「走りながら『あれ、上(カミ)だったかな下(シモ)だったかな、ええい、下(シモ)行けー!』ってなって。」

いや上だ上!なぜ下に行く!とまた爆笑になったのでありました。

 

上演がうまくいくとなんでも笑えちゃうよね。

 

(タイトルは『最後のナナコと、その最期』改め『最後のナナコ』となりました。)

『最後のナナコと、その最期(仮)』

先の引退公演の練習で今度こそ体力の限界を感じてしまい、

自分これはブカツとかやってる場合じゃないなーと悟った。

悟った、

つもり、

だったのだが、

8月3日に台本ができて視聴覚を覗いてしまった。

 

驚いたなあ。

みんな力をつけている。

今まで3年生の陰に隠れて全く目立たなかった(というかヘタクソだった)2年生たちが、

それぞれの個性を表に出して、

今まさに舞台で光り輝こうとしている。

 

それにしても中予大会は8月18、19日。

越智くんの台本が8月3日に上がるなんて早くないですか?

思えば今までは台本が上がるまでの夏の日々をずっと私が部員の面倒見て来たわけですが、

今年ぱったり練習に行かなくなったところで、

なんとこういう事態が訪れる。

これはもう「私が行かなかったのがよかった」としか考えられません。

(つまり私のおかげということですね!)

 

以上を越智くん本人には伝えたのですが、

実際部員たちの力をつけてこんな台本を書いてあげて、

よい指導してますよね~。

(それも本人には伝えました。)

 

追記

2026年中予大会

松山東高校の上演

8月18日(火)11:25~12:25

『最後のナナコと、その最期(仮)』作 越智優

いくらだって寝られちゃう!

ここ数か月恐ろしいくらいに寝られなくて、

廊下歩きながら「『ブレインフォグ』ってこういうこと言うんだろうな」とか考えていたのですよ。

なんかもう目にも膜がかかってる感じ。

毎日3時間とか4時間とかしか眠れなくてね。

なんでも睡眠時間が6時間以下だと認知症リスクが有意に上がるらしい。

えー。

6時間とかそんな無理な。

 

ところが1週間ほど前に枕を替えたところで拍子抜けするほど寝られるようになった。

思い返すとスマホ首を治すために枕を替えたあたりから不眠が顕著になってきていた。

スマホ首はおかげさまで少しよくなってきたんだけど、

とにかく夜中に目が覚める。

目が覚めたらいろいろ考えてしまって寝られない。

その後「エ〇ゴスリープ」にもしてみたけど寝返り打つたびにその枕に気を取られてまた目が覚める。

目が覚めると眠れない。

どの枕でも眠れない。

枕難民である。

まあ合う合わないあるよね。

1週間前になんとなく「にし〇わ」の枕にしたところでスコンと寝られるようになった。

 

昨日は母の3回忌で里帰りでした。

12時に寝て5時起き(おお5時間寝られてるじゃないの)、

そして行きのJRで爆睡、

帰りのJRでも爆睡、

無駄に寝ると夜寝られないのに家に着いてまた3時間爆睡、

1日寝ていたようなものだったので夜が心配だったが、

なんと夜は夜で7時間眠れたのであった。

眠れるということのなんという幸せ。

幸せは身近なところにありますよねえ。

てか眠りの浅いヤツが寝てる間にスマホ首治そうとかちょっと思い上がってましたかねえ。

三人で"Michael"を観に行ったよ!

引退公演(12(金))後の土日に寝込み、

放心で授業したりテスト作ったりしながらなんとか週末を迎え(19(金))、

土曜日寝込んだ翌21(日)、

このまま寝込むかと思いきや、

私はむくりと起き上がってなんと話題の映画"Michael"に出かけたのであった!

 

なんでこのしんどい時にこの私が映画になんてと思うかもしれませんが、

今春は、

恒例のお花見が(きいのり一家の)オーストラリア行きで流れたので、

代わり映画に誘ってくれたわけなんですね。

だいぶ前から予定していたのだ。

さて越智くんも(引くほどの)マイケル好き。

三人でうきうきと「シネマサンシャイン衣山(きぬやま)」に集合だ!

 

前評判も高いし日曜日だしでさぞかし満員の混雑ぶりと思ったけれども、

そこは県庁所在地とは言え愛媛のことなのでほどよく空いてていい感じ。

渋滞に巻き込まれてギリギリになったきいのりを待つ間に、

越智くんにマイケルの立て看板前でパシャリパシャリと写真を撮ってもらった。

後から見返すとこれがいい出来で、

まるでマイケルと私が一緒に存在しているみたいである。ううう。(←すでに感動。)

 

「マイケル・ジャクソン全記録」(←書名)を持ち、

聴ける曲はすべて聴き倒し、

エピソードというエピソードは読み漁っている私であるが、

時は流れ、

近年その素晴らしさを忘れかけていた。

だから映画で繰り出す曲繰り出す曲、

すべてがあまりに名曲であまりに有名であまりにその数が多くあまりに天才的にうまくてすべてが魅力的なので、

ああこうだった、

ああこの曲もマイケルだったこんな曲まで、

そしてこの曲のこの技術よこの色気よマイケルよ、

と泣きそうに夢中になっていたのだが、

気になるのは私の左隣で微動だにしない大男(越智くん)である。(きいのりはその向こう隣。)

映画も半ばになると、

越智くんは両肘を膝について疲れた様子で前を向いている。

所詮ジャファー・ジャクソンじゃないですか、ジャーメインの息子に何ができる、マイケルじゃないでしょう、

という感じがだだ洩れである。

そしてああクライマックス、

”BAD”終了でいきなり画面が暗くなってマイケル絶頂期のまま映画は終わり、

長いエンドロールを無言で見続けて会場から出たところで越智くんが、

「あー、よかったー。」

と感に堪えないように言ったので、

「えーーーーーー!!!」

ときいのりと一緒に声を上げた。

感動しとったんかい!!

 

「なんでですか!もうリトルマイケルの頃から『あ~似てる~』ってムネアツでノリノリでしたよ!」

「私も越智さんあんまりよくなかったのかなと思ってましたよ!!」(やっぱりね!!)

「映画だから黙って観なきゃいけないかなって我慢してたんですよ!なんですか、『いいですよね~』『いいですよね~』って(両隣に)言いながら観なきゃいけなかったんですか?」

「途中からやる気なさそうに肘ついてたし。」

「前のめりに観てたんです。」

(わかりにくいわー。)

 

帰りにマイケルの立て看板をパシャパシャとスマホで撮ってる男の人がいたので、

同じマイケルファンであるという謎の連帯感が私の勇気を発動させて、

「一緒に撮ってあげますよ!」

と声をかけてパシャパシャ撮影してあげました。

「どうですか?」

「いいです!ありがとうございました!!」

とっても嬉しそう。後から出口でもお礼を言われました。

いい出来だといいなあ。

 

そりゃものすごく疲れたけど、

外に出かけるといろんな感動があるなあ!

(そして疲れて1週間経ってこれ書いてます。)

これが等身大立て看板。

「越智さんがデザインされたんです」じゃなくてー。

今年の部活Tシャツをもらったので広げてみた。

「これが越智くんデザインのイラストかー。」

と思ったところでハタと気づいた。

 

このイラストのこのウサギが越智くんだ。

だって似てるもん。

 

してみればYミーは「越智さんがデザインされたんです」じゃなくて、

「デザインが越智さんなんです」と言ったのであったか。

Tシャツのデザインなんてよく引き受けたなーとは思っていたが、

やっぱり引き受けたのじゃなかったらしい。

 

誰が描いた。うまいもんだ。

ウサギなのに似ている。

ポニーテールついてるし。

全体像。(実際はもっと濃く見える。)

 

金曜日、引退公演終わり!

やー、

いい芝居になった。

150人を超える観客が開場と同時に入って来た。

視聴覚は薄暗く、

Michael Jacksonの"Off The Wall"が低く流れる。

授業を終えて廊下に並んでいた観客はここで別世界に足を踏み入れるのだ。

前説もよく盛り上げた。

芝居が始まる。

冒頭短いワンシーンの後、

タイトルコールでメインキャストがポーズを決めると、

キレのよい曲が大音量で来ていきなり暗転。

観客は大喜びだ。

視聴覚室は早くもワッと大きな拍手に包まれた。

芝居の途中で拍手が出るのは観劇に慣れた全国大会会場くらいと思うでしょう。

だがこの日ここ松山東の視聴覚室では、

初めて芝居を観る人たちがこんなハナから拍手喝采をくれるんだな。

以降何度も拍手と笑いとすすり泣き、

カーテンコールが終わるや「ブラボー!」と叫ぶ者まで出る始末だ。

なんて叫んでいいかわからないけど、

みんな何かを叫びたかった。

ああいい芝居だ。

いい人生だ。(そんな芝居だったんだよ。)

いい演劇部生活だったんだろう。

そんなふうに会場中が思っていたと思う。

芝居が終わるとここにものを書くことさえできかねるほどへとへとになるけど、

ああいい芝居だ。

いい人生だ。

いい演劇部生活だったと今私も思う。