曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

授業している。

落ち着いて授業している。 誰だこの人。

今日のこと昨日のこと明日あさってそれから県大会。

生徒を乗せてホームセンターへ向かうその10分間で私は車に酔う。 自分が運転しているのに酔う。 でも行った。 自分にしては上出来。 帰って来て印刷したばかりの脚本を手に照明のきっかけについて話し合う。 舞台平面図も正面図もかけていない。 明日です…

どちらも真実。

「原点に帰れ。」 「アグレッシブに行け。」 どちらも一見真実を見据えたアドバイスに聞こえる。 けれどもこの二つが180度違う方向を示すこともある。そりゃあある。ホントは真逆だ、この二つは。 どちらもまことしやかだから、 自分に甘くなっていること…

決めることが多すぎて。

胸がはたはたとして目が覚める。 手に余る。 何もかもが。 日曜の部活はできるかどうかわからない、詳細はメールで連絡するから自宅待機、と言っておいたが、 ゆうべ部長からメールが来た。 「こんばんは! 明日、もし、なにも無くても部活しようと思います…

現在私の労力はこんなところに注がれています。

生徒の志望理由書を添削している。 去年は医者になりたくなったり歯医者になりたくなったり獣医になりたくなったり看護師になりたくなったり理学療法士や物理や数学やコンピュータの研究をしたくなったりしていたが、 今年は国立文系なので、圧倒的に教員養…

世の中で一番大切なものは何であろうか。(読書感想文3年生選評 H9全校プリント掲載)

世の中で一番大切なものは何であろうか。 ある日友人とそういう話をすることがあって、私は思い切って『震える心』であると言おうとしたが、友人が先に答えた。それは『揺れる魂』であると。 読書感想文とは、その『揺れる魂』がいかに震えたかの記録であろ…

川之江高校読書感想文選評について。

昨日とある女生徒が、 「うちの母さんが先生の『読書感想文の感想文』楽しみにしてるんです!」 と言ってくれた。 読んでる人もいるのであった。 毎年11月に、読書感想文についてのホームルーム活動があるのだが、 その時全校生徒にプリントが配られる。 …

うれしかったこと。

今日一番うれしかったのは、 演劇部3年のY彦が、AO入試に合格したことだ。 「先生、オレ、『OA』入試、受けてみることにしたんです!」 なんて言ってたのがつい昨日のことのよう。 本当によかったね。 演劇部やっててよかったなんてこと、 きっとみん…

悟りを開く。

「計画的にやってるのになんでこう仕事が詰まるのか。」 というのが昨日来の疑問である。 その答えが、 今朝廊下を走ってる時ふと湧いて出た。 (以下、走りながら、) 計画的に自分の体調考えながらやってくのがそりゃ一番いいんだけど、 ほんっとうにいい…

メイキング・オブ・ホット・チョコレート -きいのりこのこと- H13.3.川之江高校演劇部記念公演プログラム掲載

『ホット・チョコレート』を書いたのは、全国大会のちょうど一年前のことだ。あの頃私は、一人で脚本を書き上げたこともなく、進むべき道も見えず、演劇から手を引くべきか本気で迷っていた。そんな中途半端な気持ちが、生徒にも伝わってしまったのだろう。…

ホット・チョコレート関係の文章は次で終わり。

また、昔の文章を載せます。 「ホット・チョコレート」という芝居を創ったことに関する一連の文章はこれでおしまいです。 では次に何を載せるかというと、 実はこれらほど一生懸命書いた文章は他には多分ないのですが。 でもそのうち何か載せるでしょう。 で…

あっぷあっぷ。

週明けの時点では、確かに仕事を追い越していた。 だって日曜、頑張ったし。 でも月曜のお昼の時点で既においつかれてしまい、 あっぷあっぷしているうちに仕事に飲み込まれ、 すでに先頭集団の影も見えない。 早朝補習が体にキツイ。 そして夜からの会合は…

志望理由書め。

志望理由書と小論文。 ためこまないようにしている、と書いたが、 そうも言ってられない時期がとうとうやってきた。 いっぱいお持ち帰り仕事。 生徒の文章がへたくそすぎる。 へたくそすぎてへこむ。 県大会の照明も大道具も決めなきゃー。

私は何がほしいでしょう。

昨日練習後、部員が誕生プレゼントをくれた。 「先生、お誕生日おめでとうございました!」と声をそろえて。 いや誕生日には紙吹雪まいてもらったし、それよりございましたて何じゃそりゃ。 「開けてください!」 と言うので見てみると、あったかスリッパ。 …

ホッチョコのミオが来てくれた。

今日は部活にミオが来てくれた。 久しぶり。 ちょっとやせてて心配です。 職場がタイヘンなんだよね。 多分私もあなたもぱっと見非常に従順そうに見えるので、 与しやすしと踏まれて軽んじられる、 でも中身は気が強いんでね、 ある日それが表に現われちゃう…

練習してます。

中間考査が終わったので昨日から練習再開。 一週間のブランクがあったせいで、 昨日はヘタになっちまってる感があったんだけど、 今日には勘を取り戻していた。 というか、 かえって一週間でうまいこと醸成された。ような気がする。 一緒に柔軟運動をしてい…

中間考査終わり。

2年生の国立理系クラスの試験監督に行ったら、 終わりのチャイムが鳴ったとたんに、 ああーっ、みたいな、 うぉーっ、みたいな、 大げさでない、理系男子特有の声があちこちで漏れた。 出題が難しかったらしい。 それまで黙ってシャーペンを走らせていた者…

オタクだった私よ。

越智優から、「響洸は中学生だったんですよ。知ってました?」と言われてショックだった。ヒビキアキラというのは、往年のロボットアニメ「勇者ライディーン」の主人公である。ライディーンの頃私は小学生だったので、淡く「お兄さんみたいな人」と思ってい…

書店を辞めて、

24歳で高校の講師になった初日、 教頭が校内を案内してくれた。 教頭は体育館前の通路からグランドを見渡しながら、 ここの生徒はあなたが高校時代を過ごした学校とはまるで違うだろう、 けれども生徒はかわいいものです、 かわいがってやってほしい、と言…

後ろの黒板に。

試験監督をしていたら、 とある教室の後ろの黒板に、 「ヨコージBirthdayまであと21日」 「三十路上等!」 「ハッピーバースディートゥーユー」 「わぁー!」 「ええやろが」 とか落書きがしてあった。 ヨコージとは担任で、「ええやろが」は多分…

お酒の効用。

今日は何もかもが悲しくててつらくてどうしようもなかったのだけれど、 ひょんなことからビールを少々。 それから打って変わって多幸症が続いています。 ああ、昔の人が、なんだかいいこと言ってた気がする。 秋の夜は酒飲むべらなりだとかなんだとか。 あん…

優秀校東京公演 川之江高校演劇部紹介 (H12.8.国立劇場パンフレット掲載)

一年近く上演してきたこの『ホット・チョコレート』も、今日が最後の上演となります。まさか国立劇場で有終の美を飾ることができようとは、夢にも思っていませんでした。 四国大会で最優秀賞をいただいた時とは、まるっきりメンバーが違います。年度が変わっ…

「みんなもっと私を尊重して。」

私の内面は切り立った崖ですが、 外面は常にきわめて大人しそうで無害な感じを醸し出しているようです。 電車などではよく無意識に相席のパートナーに選ばれます。 いつだったかは、 私が座っている一両全席、二人掛けの片方にだけ着席している、という状態…

小論指導とかー。

たくさんの生徒の志望理由書と小論文を預かる。 朝提出されたものを授業の合間に添削して放課後までに本人に渡して指導する。 手元に溜めないことにしている。 大変ですね、と言われるが、 何を隠そう小論の課題文などを読むのはそう嫌いではない。 (生徒の…

奇跡はクリスマスに ―転校したMに寄せてー (H12.3.1.学校新聞掲載)

「来年こそは県大会するりと抜けて全国だぜィ!」 昨年度の『門』にそう書いたMが、春になったとたん、急に転校してしまった。県大会を抜けることさえできなかったあの時、翌年四国で優勝して全国なんて、夢のまた夢だった。それでもためらうことなく「全国…

秋の日はつるべ落とし。

練習を終わると、 日がとっぷりと暮れている。 金木犀が香る。 先週までは銀木犀の季節だったんだけど、 空気がワントーン冷たくなると、この花が満開だ。 記念館を出た砂利道の隅に植わっている。 豊かなのに哀しげなのはなんでだ。 また昔の文章を載せます…

記念館に行く。

何はともあれ、どんなに忙しくても、 放課後は記念館に行く。 つらくて、叫びだしそうだから、 だから目の前のことをする。 だけど今ここにこうしていられることが多分幸せということなんだろう、 記念館で、彼女らと芝居を創っていられることが。 私は毎年…

あの頃を思い出すと。

昔の文章を載せたので、 あの頃を思い出してみると、 「ホット・チョコレート」で全国最優秀を受賞したとき、 各方面から「ビギナーズラック」「偶然」「巧まざる演技」「未熟だが心を打つ」などの評をいただいた。 だが私はあの演技を「偶然」とは思ってい…

幸せについて、また、失うということについて (H12.3.1..生徒会誌「門」掲載)

― 失うことを恐れてはいけない。 失うものは、もとから自分のものではなかったのである。 ― 去る十二月の四国大会で、私たちは最優秀賞「文部大臣奨励賞」を受賞して、全国大会への出場を決めた。私にとっては川之江高校へ来て以来の悲願だった。二年間、観…

ブログが続いている。

越智優が驚いていた。 私も驚いている。 そもそも数年前から私のメールの文章を越智がおもしろがってくれて、 「ブログを創りましょう。 タイトルは、 『曽我部マコトの言わせていただきます!』 にしましょう。」 と持ちかけてもらっていたのであるが、 私…