曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

お酒の効用。

今日は何もかもが悲しくててつらくてどうしようもなかったのだけれど、
ひょんなことからビールを少々。
それから打って変わって多幸症が続いています。

ああ、昔の人が、なんだかいいこと言ってた気がする。
秋の夜は酒飲むべらなりだとかなんだとか。
あんなに悲しかったのがウソのようだわ。

秋の夕暮れの空気の冷たさや、駐車場に向かう草むらから聞こえるコオロギの声や、
薄れかけた金木犀の香り、夕闇、閉じられた記念館の窓、窓から透ける野球部の橙色のライト、
閉じられたくろがねの東門、
刈られたたんぼ、稲の少しく焦げる匂い、
薄暮、家々に灯りがともり始める、
何もかもが、
私の生まれる前、いなくなった後も、
変わらずひっそり続いていそうで、
自分も含めてあわれでけなげで消え入りそうで、
今日こそはもうどうにもならない気がしていたものだが。

こんなに簡単に幸せになれるもんなんだなー。
もう今日はこのまま寝てしまおうか。