今年のお隣はK先生(50代♀)。
ちょっとやんちゃで機嫌のいい時は多弁な方。(←私もですね。)
彼女が新採の頃に私は同じ学校にいたし、
そのうえなにやら私の佇まいが昔亡くなった彼女のお母さんに似ているとかで、
私にはけっこう優しく接してくれます。
昨日空き時間に大河ドラマの「光る君へ」の話になって、
「〇〇先生(←私のこと)は十二単とか着て写真撮ってみたくはないですか?」と聞いてくるのでちょっと考えて、
「いやまったくそんな気持ちにはなりませんね。」と正直に答えると次に韓国ドラマの話になって、
「以前韓国ドラマにハマっていたころ、韓国に行って韓国のお姫様の衣装を着て写真を撮るみたいなツアーがあって私は行かなかったんですけど、」
「行かんかったんかい。」
(聞かずに)「さすがに私もお姫様のは似合わないから着たくないかなと思ったんですけど、▢▢(韓国語で聞き取れなかった)の衣装はちょっと着てみたくて、似合うかもしれないなって思って。」
「その▢▢の衣装というのはどんな人が着るものなんですか?」
「お姫様ではなくて、宮廷の、」
「ああ、侍女が?」
「侍女というか、侍女の中でもリーダー、というか、年配の、お局様のような、」と言ってくるのでおかしくなって笑ってしまった。
「ああ、それはわかるかもしれません。それは似合うかもしれませんね、お互いに。」
向こうもアハハと笑っていた。
職業柄普段若くて美しい女子とばかり話しているのでこういうのは少し新鮮だ。
私たちは人類女性を100に分けても同じグループに属するであろうくらいには似ているので、
実際彼女の気持ちはよくわかるのであった。