曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

中間考査終わり。

2年生の国立理系クラスの試験監督に行ったら、
終わりのチャイムが鳴ったとたんに、
ああーっ、みたいな、
うぉーっ、みたいな、
大げさでない、理系男子特有の声があちこちで漏れた。
出題が難しかったらしい。
それまで黙ってシャーペンを走らせていた者たちが一様にあちらを向いたりこちらを向いたりして友人と話す。というか、感想を言い合う。

「ケツった(欠点)かもしれん。」
「オレ、ケツってないけどやばい。」
「足りんって。時間足りんって。」
「数字なくない? やめてほしいよな、あんな式な。」
「オレすごいヘンな答えになったで。」
「いや死んだし。オレ死んだし。」

教卓で答案をトントンと揃えながら、
一番前の席の子の「死んだし。」がおかしくてたまらなかった。
でも知らないクラスなので何気ないふうを装って、
どちらかというと不機嫌そうな顔で作業を終えて出て行きました。
高校生というのは本当におもしろいのだ。