曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ワーニャ伯父さーん!

どんな舞台になるのか楽しみで、
ずっと前に読んだまま本も読み返さないで観に行った。
前衛的な芝居だそうですよ、
と、ロビーで徳島のS本先生から言われて、そんなゼンエイとか見たことないし、
と思いながら客席へ。
皮肉なことに1時間半は、忘れていた台本の内容を思い出すことにのみ費やされていった。
そういうわけで、
ソーニャのお母さんの「お兄さん」がワーニャなんだから、
「ワーニャ叔父さん」じゃなくて、「ワーニャ伯父さん」でした。
ずっとウソ書いてました。ごめんなさい。

役者もやりにくかったのではないかなあ。
ここで笑うだろうと思って作っているのではないだろうかと思われる箇所でも、
会場はもわんとした空気に包まれているし、
緞帳がなかったので終わったかどうかもよくわからず、
すぐには拍手もなかったし。
私としてはラストは台本読んで感動した覚えがあったのだが、
このワーニャ伯父さんはこんなふうでラストどうやって泣くんだろうか、
と思っているうちに終わってしまった。

田舎での芸術関係の鑑賞会は、
来た人も迎える人も相手を見下してしまうようなところがあると常々思う。
(詳細については悲しいので今は書かない。)
今回の芝居がそうだったとは言わないけれど、
重い腰を上げて行った時に感動できないと、
ますます出無精に磨きがかかってしまいそうだ。

たくさんの演劇部の顧問の先生にお会いしました。
そのみなさんがどのようにお感じになったのかは私にはわかりません。