曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

答辞めどがついた!

一応、最後まで辿り着いた。
あと1、2行削らなくちゃ。
ああよかった。
ここんとこ早朝起き出してちまちま打ちこんでいた努力が実った。
漠然と考えていることを表現するためには、
たとえまとまらなくてもアウトプットし続けないと前進しないんだなと改めてわかった。
自分に考えていることがあるのかどうかもわからなくなるし、
ワープロの文字が進んでいくという気休めだけでもないことには、
おなかが痛くなって作業も進まない。
まあしょうもない文章がどんどん長くなっていくという不毛な作業がほとんどなのではあるが。

「門」の原稿はあと数回見直してから出したかったんだけど、
何分締め切りを過ぎていたので、
少し心残りあるまま提出してしまった。
「答辞」については、明日一日見直したら、なんとか聞けるものになるんじゃないだろうか。

「門」と「答辞」の文面を作りながら思っていた。
文章を生徒会誌のように「読む」形式で発表するのと、
今回の答辞のように「聞く」形式で発表するのとでは、
プレッシャーの種類が違う。
特に、長い文章を「読ま」ない可能性のある生徒もいる学校という受け手の中ならば、
明らかに「読む」形式の方がプレッシャーが少ない。
全員が確実にそして同時に「聞く」というこの形式での発表は、
本当に恐ろしいプレッシャーだったのだ。

全く芝居にも通じることだ。
よい作品を作り続け、そのことによって周囲の期待も高まり、それをものともせずによい作品を作り続けるという強い人々は確かに存在する。

卒業式の答辞なんて誰も気に留めていなかったのを、
勝手に5年ほど続けて担当して期待を高めておいてその期待にプレスされそうになっていた。
公務員だから、
仕事は授業だから、教科指導だから、
こんなことは余計なことだと自分に言い聞かせようとしたりする。
まあまあのものができればいいんだよと。
引き受けたのなら潔くいきたいものだ。
とは、めどがついたから言えること。
さらにまた、小変更でぐらぐら崩れることもあるし、
何にしろ大きなことは言わないことだよなあ私。