曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

Tマ(in明治大学シェイクスピアプロジェクト)。

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何年か前に途中入部してきて活躍してくれた男子部員「Tマ」の話なんだけど、
そうそう四国演劇祭の「俺たちの甲子園」では「ゲン」役をやった、
(まあ私は練習するだけして出発の朝救急車で運ばれて本番は観てないけど)、
そのTマが、
去年だかの夏休みに帰省してきて職員室に寄って「今『M治大学シェイクスピアプロジェクト』というのに出ていてこれがその写真なんですけど」とか言ってスマホを見せてくれたこれがその写真なんだけど、
 
「ふうんがんばってるんだね、で、この中のどれがあなたなのかな?」と聞いたところ、
どうもこの「真ん中の」「上の方にいる」「赤い服の」人らしい。
「ええ?1年生なのに?」
 
件の「明治大学シェイクスピアプロジェクト」とは(以下HPより)、
明治大学が主催するプロと学生のコラボでつくるシェイクスピア劇上演プログラムです。サークルやゼミとは違います!コミュニケーション能力向上と明治大学の文化の発信を目指し生まれた明治大学文化プロジェクト。学生だから出来ない!学生なんだからそんなこと実現するの絶対ムリ!という考えを持たないことをモットーに、学生翻訳は半年、練習期間3カ月をかけ準備をし、年に一度シェイクスピア劇を約1200人収容のアカデミーホールにて上演しています。」
 
みたいな、
予算200万円だかの、
参加学生数150人だかの、
昨年度観客数4000人超だかの、
すごい大掛かりな芝居プロジェクトなのでした。
あーこんなのすごいおもしろそうですよね。
 
で、東京の大学に行ってる組は(Y木とか)実際舞台を観に行ってるんだけど、
私が東京に行ったりすることはもちろんないので、
でもこの時代、ネット上に動画が配信されてるんだなあ。
で、動画観た。
それで驚いた。
一昨年度の(つまりこの写真の)芝居は「トロイラスとクレシダ」(トロイア戦争)で、
「僕は『ヘクトル』役です。」とか言ってたけど、
どう見ても主役は「トロイラス」でも「クレシダ」でもなくてその「ヘクトル」、
1年生なのにカーテンコールでも真ん中にいるし「ありがとうございました!」の発声とかもやっている。
また昨年度は「ヴェニスの商人」で、
それなら主役は「シャイロック」(いや「ポーシャ」?)、
「僕は『アントーニオ』やります。」とか言ってたけど、
プログラムはクレジットも最初が「アントーニオ」で、
観終われば「シャイロック」とのW主演じゃないですか。
ああそうなのか。
 
トロイア戦争」もよかったけど今年の「ヴェニスの商人」はさらによかった。
シェイクスピアを翻訳からなんてドラマの宝庫だ。
資金も潤沢だし都会の学生これだけの数でこんな舞台創るなんて楽しくてたまらないだろう。
この大学を選んだこと、
本当にいい選択だったんだなあ。
 
今はこのプロジェクトの学生が立ち上げた劇団で「ロミオとジュリエット」の「マーキューシオ」をやってる最中らしい。
Tマからこの話聞いてずっとブログで紹介しようと思ってたんだけどふっと気づくと1年半以上経ってしまってました。
平成中にアップできてよかったかもしれない。(明日から令和だ!)
ともあれ演劇部卒業生が活躍してると嬉しいね。
URLを載せておくので動画ごらんあれ。
 
第14回2017
「トロイラスとクレシダ(トロイア戦争)」  第一部
 
「トロイラスとクレシダ(トロイア戦争)」  第二部
 
 
第15回2018
ヴェニスの商人」第一部
 
ヴェニスの商人」第二部
 
明治大学シェイクスピアプロジェクト(MSP)公式ホームページ http://www.kisc.meiji.ac.jp/~bunpro/
 
高校卒業後も演劇に関わることって本当に難しいことだと思う。
いい芝居を創っているところで役者をやりたいってみんな思うと思うから。
夢に向かって歩いていくんだ。