曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

物悲しいのだ。

一人になるとなんだか物悲しくなるのは、
のっぴきならないこの現実のせいなのか。
主役の一人がたった4行の長ゼリを覚えられないせいなのか。
それとも秋が近づいているせいなのか。
夜はなんだかしんとしていて、
やっぱり秋のせいだろうか。

それにしても朝も昼も夕方も夜も忙しくて、
どこかにしわ寄せたい手に余った仕事がそのまま温存されてゆく。

もう一人の主役は1年生。
ほぼ初舞台。
「しんどいでしょう。」
「しんどいですね。」
「他のことなんかどうでもよくなるでしょう。」
「どうでもよくなりますね。特に授業とかヤバイですよ。」
「授業はちゃんと聞かなきゃダメだ。」

私は大人だから演劇以外もなんとかこなしていけるけど、
生徒は大変だろうなと思う。
いや私も大変なんだな。
どうやって進んで行こうってくらくらする。