曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

ノーベル賞受賞のハナシ。

テレビがないのでノーベル賞の話を学校に行ってから知って嬉しくて、
1限目の授業の最初、
「まあわかると思いますが私は友達の少ない方で、」
と話し始めると普段全く静かなクラスなのに生徒がここで大受け、まあそれもどうかと思うんですが、
「それでも大学時代の友人が二人ほどおりますがそのうちの一人が中村さんと言いまして、」
まあ受験生なのでそれがどうしたみんなポカンという感じ、でも続ける私、
「その人のお義兄さんが中村修二さんという人でなんか今回ノーベル賞を受賞されたそうで、」
「えええええーーーー!!!!」
「まあ私にとっては友達の旦那さんのお兄さんということで全く関係はないんですがなんだか嬉しくてね、」
とにこにこ話してもすでにあんまし聞いてなかった、
「スゲーー!!先生スゲーよー!!!」
というわけでなんだかすごく褒めてもらいました。
 
さっき久しぶりにその友人に電話をしたら、
青色ダイオードが有名になった頃から職場にも娘息子の学校にも誰にもそのことを話してない、
今回の受賞の取材もすべて電話で断ってるんでなんと周りは誰も知らないんだって。
記者が来て近所にだけはバレちゃってそれがイヤなんだーとか言ってました。
私なら?なんか多分話しちゃってるんじゃないかなー?
私も変わり者って言われるけど、
彼女もかーなり変わり者かもしれませんねー。
でもホントおめでたいです。
そう言えば15年くらい前に「高校演劇の大会で全国優勝したんだー」的なメールをしたら、
「おめでとー、うちの義兄も明日ノーベル賞を受賞しそうなんだー」的な返事が返ってきたことがありました。
なんかノーベル賞って響きが笑えるんですよね。ノーベル賞だもん。
 
さて電話の続き、
体調すぐれず、
先週職員室で座り込んでしまって病院に連れて行かれる騒ぎになってしまった。
「無理はしないように」と言っていただいてもただ立ってるだけ、数メートル先に移動するだけ、振り向くだけ、それでも実は私にとっては「無理してる」ので、
「無理しない」のは無理なんだもん。
健康管理のきっちりしてる、仕事のできる、あれらの同僚に迷惑をかけるのが申し訳ない、
体力も能力も足りなくて、
と電話で話すと彼女、
それはねえ、人それぞれだよ、あなたはねえ、昔から人とは変わっていたよ、体力の話だけじゃなくてね、能力の方向ね、それは人それぞれなんだよ、
なんて言ってくれるのだった。
 
氷嚢でアイシングしながら息を継ぐのもしんどい中で(まあ爆笑しながら)話してたけど、
その時なんだか泣きたくなった。
 
私の数少ない友人の中村さん。
おめでとう。
 
それからありがとう。お互い健康に気をつけようね。