曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

雨が降っている。

雨が降っている。かわいそうに。

あの子たち、河原で応援練習していた。夕方までは降っていなかったのだ。

 

5月のリレーカーニバルがコロナで中止になって、

7月アタマのボートレース大会もやはりできなかった。

特活課体育課が知恵を絞って先週金曜日にリレーカーニバル的な行事をやることになっていた。雨が降った。

延期されて明日のはずだった。

雨が降っている。

 

選手と人数制限した応援団だけがグランドに出て、

それを教室に中継して静かに応援という予定だった。楽しみにしていた。

今年の3年生たちは総体も野球の大会もなくなってどんなにかつらいと思うけど、

彼らと毎日顔を合わせて授業して、つらいという言葉さえ私は実は聞いていない。

彼らの悲しみに一瞬だけ触れたのは、

3月の定期公演が中止になって校内のポスターに中止を書き込んで、

そのポスターをはがすとき、

もう少しだけ貼っていてほしいです、と部長が言った、

その声の最後が泣いていた、その時だけだった。

 

分散登校では全く発声せずに見事に全員マスクをしてただ授業を受けていたな。

大人のように日々を過ごす。

それぞれの部活では、それぞれの涙を見せたのだろうか。

 

雨の音が低くなった。