曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

つらいことがあった。

教員というのはどうしてああも生徒を愛しく思うのだろう。
自分のクラスの、自分の部活の、生徒を思い、
どうして静かに泣けるのだろう、
どうして静かに怒れるのだろう。

生徒の家が火事に遭ったときも思った。
教員というのは人間を好きな人が志す職業なんだ。
一緒にいて楽しいからではなく、
私によくしてくれるからではなく、
そんなふうに生徒を愛する教員を、私は好きだ。たとえ年下であろうと私は尊敬する。
声高には叫ばないけれど心の底で生徒を大切に思っている、
「こんなに忙しくてやってられるか」と口にしながら生徒のために働いている、
そんな人たちが生息している場所だ、学校というところは。