曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

不思議なんだ。

例の仮装のスリラー、
マイケル役はKじゃなくて同じクラスのRだそうだ。
昨日はRが職員室にやって来た。
「先生ってマイケルのファンなんですか?」
「まね。かなりね。」
「一番前で見てくださいね。」

今日はKがやって来た。
「先生、スリラー、ヤバイっスよ。」
「え、ヤバイって、どうヤバイの。」
「どうって、Rも振り付け覚えたし、衣装もできたしで。」
「ああなんだ、ヤバイって、ヤバイ方のヤバイか。」

思えば彼ら、役に立たないことに現を抜かしているのである。
そしてそんなことを言うのなら、
体育祭なんて壮大な役に立たない行事である。
そしてそんなふうに考えるなら人生におけるほとんどは役に立たないことである。
私たちは何のために何かに一生懸命になり束の間の生を生きるのか。