曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

Mあに。

国立文系クラス、
むちゃくちゃ国語のよくできるM君は、文学部志望。
中国言語文化を志望する理由に、
三国志の人間模様に感動したから、と書いてきた。

しかし話を聞いてみると、
源氏物語」から「古事記」、「雨月」、「史記」、「十八史略」、
なんと「原書で!」読破している!
聞けば聞くほど、ホントに読んでいるのである。

1年の時は辞書や文法書が必要でわずらわしかったが、
かまわず読んでいるうちに、
簡単な注釈だけで読み進めるようになった、
原書ならではの文体でわかることも多いと言った。

もちろん志望理由書を書き換えさせた。
素晴らしい。
高校生でこんな読書、まさに理想だ。うらやましい。
中国言語文化の教授だけじゃなく、国語国文の教授だってほしがると思う。

越智に話すと、
「かっこえー!」
と驚いていた。
ああ若いうちの質の高い読書が人生にどんなにどんなに必要か、
あの頃の私になんで誰も教えてやらなかったんだ。
まあ教えられても図書館には行かなかっただろう、今だってそうなんだから。

M君は演劇部音響1年Mの兄である。
M、おまえもがんばれよ。