曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

私は恵まれている人間なんですハイ。

4月の間ビデオばかり見せられていた1年生も、
2、3年生の学年別公演が終わってからはやっと基礎訓練に入った。
GWの数日間、私が仕事してる間に越智君がビシバシしごいてくれて、
昨日久しぶりに見てみると、
あの1年生がなんとかかんとか舞台に立っているじゃないか。
それもまがいなりにも人間らしく。

「越智君、すごいなあ、あなたの指導法は間違っていないよ、数日で初心者がこんなふうに舞台に立ったりできるようになんて普通ならないよ、素晴らしいなあ。」
と手放しで賞賛したところ、
「ホントですか、そりゃ何よりですよ。いや、なんでこんなにやってるのにうまくならないんだろうって、落ち込んでたんですから。」
なんて控えめに喜んでいた。

今日話していると、越智君はゆうべ夢を見たらしい。
「夢の中でやつらが長ゼリの発表会をやってるんですけど、終わったときに先生が言うんですよ、こう、ため息ついて、『うまくなったと思ってたけど、やっぱりダメだね、聞いちゃいられないよね。』って。それでああ、やっぱりかって、がくーって思って。」

越智君は頭のいい人なので、
自分で緻密な指導法を編み出して指導する。
また恐ろしく強いリーダーシップを持っているのでその指導は徹底する。
私はいつも感心するし、時々改めて驚きもするんだけど、
越智君の中での私像というのはどんだけイヤなヤツなんですかねそれ。