曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

平仮名を教える!

体調は悪く、部活ではこの暑いのに電気毛布で足腰を包んで過ごす。
まあ気心の知れた悪さだから、辛うじて機嫌はまだ良い、と言えるんだろうか、すでにちょっと微妙である。

体調バナシはさておいて、
今日は1年生に平仮名の「ゐ」と「ゑ」を教えた。
わあわあ大騒ぎである。
「5回練習しなさい。」と命じて机間巡視をする。

「ゐ」について説明しながら生徒の字を見て回る。
「象さんのお鼻が地面についてないと中間考査ではペケにしますよ。あ、これはお鼻が地面から浮いていますねいけませんよ、そうです、これはうまいですね、あ、これは少しお鼻が大きすぎますね、『御茶ノ水博士』みたいですよ、そうですこれならマルですね。」

「ゑ」についても説明する。
「小さな『る』の下に三つの点、それを続け文字にするわけですね、そうです、必ず『小さな』『る』ですよ、大きな『る』にすると巨大な字になってしまいますからね、それは大きいです。それも大きいです。小さくしろと言うのに。」

授業の最後にこう指示する。
「これからしばらく『国語総合』は『古文』に入るのです。必ずついてくるのですよ。その日習ったことはその日のうちに自分のものにしておかなくてはなりません。今日の『ゐ』と『ゑ』は今日覚えてしまうのですよ。」

それで私はどういう気持ちでいるのかというと、
「うぷぷ。」っていうか、
「1年生に平仮名を教えちゃったよオイ。」っていうか、
嬉しい満足感でいっぱいなのだ。
ああ楽しいなあ。
こんなことが楽しいというのはいったいどういう神経の働きのなせる業なんだろうなあ。
みんなが楽しいと思うことで私はちっとも楽しくないということは星の数ほどあるんだけども。