マスクを外すようになって、
「自分は口角を上げているかな?」と時々気にするようになった。
笑顔、スマイル、誰だって機嫌のよい人が好き、
口角上げて上げて、
と唱えたところで、でも待てよ、
私が仏頂面をしていて私は何か困りますか?
いったい自分が危害を加えない生き物であることを誰に向かって訴えたいのか、
口角上げてようが下げてようが誰にも無害なのは一目瞭然(=弱そう)、
微笑を浮かべて誰かから軽んじられるくらいなら、
仏頂面してみんなが気を遣ってくれた方が職業柄いいんじゃないのか、
だいたい生徒なんてものはガタイのいい男の先生にだけ大きな声で緊張感のある挨拶してんだよ、
私が微笑んでいようがヘの字でいようが関係ないね。
というわけで無駄に微笑まないことにしました。
年取らなきゃわかんないことは多いね。