曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

エンダイヤ。

何度かここに書いたことがあるが、

本校にはまだ「予餞会」があって、そこで20分ほどの舞台の発表がある。

これが6,7年前から演劇部員主導で創る流れになってしまっていて(本人たちがリーダーに立候補してしまうし、何より多分みんなから頼られているんだろう)、

まあそれはいいんだけど、

(立候補もしてないのに)顧問の私も全然巻き込まれるんである。

 

まず脚本段階で見せに来る。

本人たちの意向を尊重する方針にしているので口出しは最小限にしている。

 

今年の作品は、

3年生がコロナで学校行事をほぼ実施できていなかったから、

タイムスリップしてそれぞれをやり直していってもらう、

みたいな設定である。

何度も言うようにこちとらいやいやながら巻き込まれてはいるんですけど、

実はこの設定を見せられたときちょっと泣きそうになった。

なかなかいいものを書いてくるなあ。

 

さて前置きが大変長くなったがその中盤あたりで出て来たのが本記事タイトルの「エンダイヤ」である。

  ーここでエンダイヤが入る。ー

みたいなト書きがさらりと出てきたのであるがいや待て「エンダイヤ」って何。

 

ボートレース大会のゴールあたりでどうもこの「エンダイヤ」は入ってくるのらしい。

しかし「エンダイヤ」という名前の人物がここで登場してくるのだとは考えにくい。(他の登場人物は日本人の高校生なんです学校行事だし。)

じゃあ私の知らないSE(サウンドエフェクト)か何かかなと、

なるべく関わらないことにしているので忙しいし「何なのかしら」と思いながらもその時はスルーしたのであった。

 

で、

次に私が作品に向き合うのは、

生徒だけで立ち上げた作品を通して見せてもらう時である。

今年は急にリモート発表となってバタバタしていたのも重なって、

それがなんか予餞会本番3日前とかになってしまっていて、

こりゃ私これから触るので大丈夫なのかなとか思いながら観始めて案の定大丈夫じゃないので狂ったようにダメ出しのメモを取りながら観ていると、

中盤のボートレース大会のゴールっぽいシーンで、

入ったんです。

件の「エンダイヤ」が。

 

 放送部役「ゴーーーーーーーール!」

 音楽「エンダーーーーーーーーーーーーーイヤー・・・!」

 

これか!!!

ってなった。

ホイットニー・ヒューストンの「オールウェイズ・ラヴ・ユー」。

映画「ボディガード」の主題歌でめちゃくちゃ流行った、

あの、誰もが一度は聞いたことのあるフレーズですね!

(いやしかしあのサビを「エンダイヤ」とか書く?)

 

それにしても言うとる、

言うとるわ「エンダイヤ」って。聞けば聞くほど「エンダイヤ」言うてるわ。

って思いながらメモ取ってました。

 

いい芝居になりましたよ。