予餞会の舞台が好評だったとは書いたが、
一週間経った昨日もまだ私を呼び止めて感想を言ってくれる人がいるのである。
主役の生徒が「〇〇先生(←私のこと)に指導してもらった」と言ったのらしく、
そこで私をつかまえて褒めてくれるわけなのだろう。
今の私の感慨としては主に二つ。
一つは圧倒的に「客が多かった!!」ということだ。
演劇部の舞台はあれほど訓練して台本を練って何か月も練習して来てさあいざ大会の観客はというと他校演劇部員を除けば「何十人レベル」だったりもする。
全身全霊命を懸けて大会に臨んでも帰った翌日は普通に授業してあの高揚の非日常を知る者は自分の周囲に誰もいない。
それに対して今回予餞会の舞台は、
あれほど急場で作り立て未経験者ばかりでアクシデント続きでそれなのにいきなり「千人」を超える(しかも自分たちのよく知る)観客の目と耳と心に届けることを許される、
何割かの「観客だった者たち」は余韻を持ち続けてさえいて私に話しかけてくるのである。
甘い世界だとは思うけれど、
だけども演劇ってもともと「そんなこと前提の」営みなんじゃなかったかしら。
我慢することばかり覚えてきたよな。
「出しゃばるな」「いい気になるな」なんて声ばかり気にしてさ。
もっと優しくされてもよかったんじゃないのかな私も演劇部員たちもなどと今にしてぼんやり思うのであった。それが一つ。
さてあと一つは「間」についてであるが、
長くなりすぎてタイトルに辿り着かなかった・・・。