昨日放課後、
他の先生方は会議で、
私は例によって職員室の番人のように居残って仕事してました。
冬休み課題の問題集が山のように積み重なっているのを点検してはハンコ押していたんですね。
私の机は出入り口近くにあって、
何人かの生徒が他の先生に用事があってやって来ます。
中で一人の女生徒が担任の先生がいないのを困っているようだったので、
「提出物なら机の上に出しておいてね。(伝言の)メモ用紙いる?」などと声をかけると、
「あの、教室の、暖房を入れてほしくて。」
「あー、じゃあ私が入れてあげようかね、何年何組?」
本校は(数年前から)放課後の暖房は各教員が事務室のパネルで入れることになっています。
まあいい加減作業にも飽きていたところだったので立ち上がってそう尋ねたところ、
「あの、違うんです、3年生なんですが、全部の教室に入れてほしいんです。」
「え?」
「他の教室にもたくさん残っていて自習してるんですが、寒くて。」
そこであっと気がついた。
明日明後日、「共通テスト」やん!
共通テスト前日は、
午後から「会場下見」で3年生は全員放課、
居残り学習をしている生徒もそれはもちろん多いのである。
「それは大変やね!! 今日風邪引くわけにはいかんもんね!!」
大急ぎで事務室に行ってパネル操作した。
「ありがとうございました。」
「はい、じゃあ、・・・がんばってね!!」
「ハイ!!」
ああここ数日で今が最も人の役に立てたんじゃないかしら私。
いいことをすると気持ちいいって本当ね!
がんばってほしいなあ!