昨日のことだが放課後歩いててあまりのだるさに、
ああこれ自分もう長くないんだな、
人生百年時代なんて単に元気なカテゴリーの人たちが騒いでるだけで、
こんな感じだとあともって十年くらいかな、
やり残してる楽しいこととか今のうちにやっとかないと働き続けて終わっちゃうんだ、
とか悟った気がして自席に着いて、
たまたま引き出しにポッキーの小袋が一つあったので、
取り出してポリポリポリポリとにかく食べた、
コーヒーを煎れる気力も体力もなくて机上のクリスタルガイザーを飲みながらひたすらポリポリとポッキーを食べていた。
するとそこに通りかかったA子先生、
「あれー?珍しいですねえ、〇〇先生(←私のこと)が甘いもの食べてるなんてー」
「いやもう死にそうなんで甘いもの食べたらどうにかなるのかなと思って」
「えー? あ、ちょーっと待っててくださいね!」
と言ってA子先生はお菓子がいっぱいに入った(マチのある大きな)紙袋を持って帰って来て、
「こーれ、こーれ、これとー、これとー、あ、今すぐ食べなくていいからこれ、キノコの山も、それから、ちょっと小腹のすいた時にはこの単品のチョコレートとー、」
と口数多くしゃべりながらそれはそれはたくさんの甘い甘いお菓子群を私の机上に置いてくれたのでした。
彼女が去った一人の席で、
私は水を相手に次々とそれらのお菓子を食べ続け食べ続け、
そして気づけば、
あれ?なんか死にそうじゃないぞ????
最後に水をゴクゴクゴクと飲んで立ち上がり、
無事約束通り予餞会の練習にと出かけて行くことができたのでした。
無償の善意に今も泣けてくるよ、A子ちゃんありがとう!!
(なんであんなにお菓子持ってたんだ?)