曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

タイトルの略称について。

ケラリーノ・サンドロヴィッチも書いてたけれど、
芝居のタイトルは練習しているうちに自然と略称が決まってくるものらしく、
(たとえばケラの「すべての犬は天国へ行く」だったら「犬天」とかね)、
本校でもその通りで、
今回の「いるか旅館の夏」のこと、
すでに部員は「いるか」呼ばわりしています。

それで、川高では毎年1本はオリジナルの脚本を打つんだけど、
この11年間使ってきた略称をちょっと思い出してみると、

「天国の学校」→天国
「いつかまた会おう」→(略称ナシ)
「ホット・チョコレート」→ホッチョコ
「七人の部長」→七部長
「夏芙蓉」→(略称ナシ)
パヴァーヌ」→(略称ナシ)
「眠る葉子」→葉子
「サチとヒカリ」→サチヒカ
「商品出納室の人々」→商品
「花柄マリー」→マリー

ほー。
こんなもんかー。
私はあんまり縮めて呼ばない方だと思うけれども、
越智君はかなり縮め好きで、
「七人の部長」のことを「シチ」とか、
「夏芙蓉」のことを「なつふよ」とか言う。(「う」しか変わらんやん。)
多分越智君の場合は謙遜の気持ちで言うのね。(違うかもしれません。)

多分どこの演劇部でも、
必要に迫られて、
または愛着を込めて、
または、そう、謙遜の気持ちで、
または仲間同志の隠語として、
こんなふうに自分とこの芝居のタイトルを縮めて呼び合っているんだろうなと思う。

それにしてもどの芝居も懐かしいのであった。