曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

明日は鍵トーバンと早朝補習。

体育祭が終わり、
昨日から台本を持って稽古に入った3年生二人が、
今日はいきなり台本を外してきた。
元部長と副部長、犬猫の二人である。

今までは1年の代役が入っていた。
彼女らだってきちんと役目は果たしていたのだ。
けれども、
いったい役者というのはどういう生き物なんだろう。
舞台の上に、熱い血の流れた人間が意志を持って存在する。
舞台上の人々と力強くかかわり、言葉で、体で、彼らを動かす。
なんという力。
セリフを間違えてもその気持ちだけは相手に伝える。
間違えてさえ面白い。
なんだこれは。
これが力のある役者の演技。
この2年間感嘆し続けた彼女らの力。

「いきなり芝居がやりやすくなりました。」とは、2年生の言だ。
舞台上で感情のやりとりが行われる。
自分たちが何をしているかに彼らはようやく気づいていく。
よくぞ残ってくれた、3年の二人。
体育祭振休。
今日は朝から6時までかけて最初から最後までのあらかたを決めた。
明日はいよいよ初通しである。

「時間を計って台本の長さを調節しなければならないので、止まらないように。」
あいまいに笑って頷いている役者たち。
それにしても眠いな。
体育祭の疲れが抜けていない。
日に焼けて真っ黒になった彼らは私と違って全力で体育祭に臨んだのだ、
どれほど疲れているだろう、
とは思うけれど、
あとひと踏ん張りだ、
そしてそのあとひと踏ん張り、が、まだまだまだまだ続くんだぜ!