曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

楽しいお正月。

噴き出すあふれ出るよじれている文字にするのももどかしいほど濃密で豊穣な精神世界。
いいよなあ、中上健次
繰り返される性の愉楽に気を取られて読み進むうちに、
この「千年の愉楽」という言葉が、
生きているということ、
生き続けているこの世界そのものの喜びや苦しみすべてを指すのだと中盤からこみあげてくる。
愉楽なんだあれほど、恐ろしいほどの不幸の中でこの世界は。
豊かだなあ。ああ。もうよかったよこんなの読めて。

初めてのジャニーズカウントダウンコンサート(もちろんテレビ)での年越し。
今年はV6が出ないという噂が流れていたんだけど、
もしかしたらと思って30分ほど見ていたところで登場した!
その30分の間にわかったんだが、私、ジャニーズ、V6以外はあんまり好きじゃないぞ?
嫌いだった森田君や三宅君さえ他のグループと比べたら全然ステキだ。
年明け早々岡田君も見られて満足でした。

NHKの”SONGS”、ミスチルの回をビデオで観た。
桜井さんは歌歌ってるとき気が違ってるみたいに見える。
私たちはその気狂いにだまされて巻き込まれているんじゃないかとも思う。
もうどんな言葉でもどんなメロディラインでもそしてどんなに崩れた表情でも、
彼が彼であって彼の中から浮かぶ音楽をああやって歌っているだけで、
詞も曲も歌う仕草も心をつかんで揺さぶって離さない、
マイクを握る手や床を踏み鳴らす足やその体の厚みまであんまり魅力的でくらくらした。