曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

無理難題。

審査員長の石山浩一郎先生の講評は、
毎度かなり手厳しいものではあるのだが、
当たっているのでぐうの音も出ないことが多い。
今回も手厳しいなんてものじゃなく、
全出場校に一つの褒め言葉もないほどのこきおろしぶり、
いっそ気持ちがいいというか、
それでも今日などは一日に何度も講評の言葉がフラッシュバックして滅入り込んだ。
今はお遊びをやっているような平和な時代ではない、
というのが私たちの芝居への忠告であったが、
高校演劇の新しい萌芽に、
ここ数年の全国大会を観て気づかない人がいるだろうか。
それでも今の私に必要なのはこの芝居だ。
それは譲れないことだ。
きっと今にも新しい芝居が全国のあちこちで誕生しているのだと先生はおっしゃったが、
私が思うにおそらくそれにはさらにこれから10年かかる。
いや20年かもしれない。
年数ではなく資質の問題。
真摯に取り組んで行ったとしても私たちに今年や来年どうこうなるレベルの問題ではないのだ。
それでも真摯に取り組もうと思う。