曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

「俺の女はどこだ。」

夜の道を車で帰る。
家々に灯りが点っている。
それぞれの家にはそれぞれのつまらない家族がいて、
こんな田舎で年寄るまで暮らしていって、
それで今はみんなそれぞれの場所から帰って来て当たり前みたいに集まって誰かたぶんその家の女が作った温かいものでも食べて熱いお湯に入ろうとしている、
そんなことを、
望んできたわけではないけれど当然手に入ると思っていたんだなと思いながら通り過ぎる。
 
ともに生き、ともに老い、ともに土となるまで。(萩尾望都ポーの一族」)
 
Nobody knows the trouble I've seen. Nobody knows but Jesus.(黒人霊歌
 
タイトルはたぶん手塚治虫きりひと賛歌」。