一日置いて、
今日は反省会。
生徒たちなりに集まるのを楽しみにしていたようで、
お土産や手作りのお菓子なんかを持ち寄って配ってくれた。
一週間で創らなければならなかったこと、
なのに昨年の大会経験者がゼロだったこと、
そのうえ上演順が初日一校目だったこと。
そんなハンデが苦しすぎて、
ここを抜け出す術がどこにあるんだろうかと毎朝のたうつ思いで学校に出かけた。
だけど起こってしまったことはすべてよいこと。
台本が遅かったからこそ二週間前に入部した2年生二人をキャストに入れてあの台本になったのであって、
みんな昨年の大会は経験してないけど10月末に校外公演を経験したのであって、
そして初日一校目だったからこそ後の学校を気にせずに自分たちの最高を演じることができたんだった。降りて
主役のS川が「演劇の神様が 降りて来てくれました」と言うので、
「それは演劇の神様じゃなくてトイレの神様だったんじゃないの」と言った。
S川はトイレの前を通りかかると必ずトイレのスリッパを揃えるのである。
これは「ダメなヤツ」だった時から本当にずっと。
大会に出かける前日、
S川はスリッパを揃えた後でトイレに向かってお願いしますと柏手を打っていたから、
本当にそうだったのかもしれません。