曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

思い出作りとか。

小テストなどしている間、
教室の後ろの黒板を見ていることがある。
私立文系クラス。
「男女優勝」と大きく書いてあって、その下に小さく「しようね!」と書き添えてある。
テスト後のクラスマッチ(球技大会)のことであろう。
生徒の球技への思い入れの強さには毎度驚かされる。
こういうのはまあいいことじゃないんだろうか。

私は後ろの黒板の目標の欄に「みんなで卒業!」とか書いてあるとものすごく嫌な気分になる。
卒業できそうにない生徒がいるクラスはそんな言葉書かないから、
それは目標じゃなくてなんら努力しなくても到達できる状態を書いているにすぎない。
年間の個人目標が貼ってあったりするクラスで、
「思い出をいっぱい作る」とか書いてあってもかなりうんざりする。
これから先の長い人生をなんら向上しようとする意志なく、事実そのとおりに生きていく、
そういうこと、そういう人間、そういう世界、うんざりする。

いろんな落書きに混じって、
「オレどうしょうか。大学どうしょうか。」と書いてあった。
悪いけど笑った。
こういうのはいい。
それにしても無防備な。
がんばれって思っちゃうな。