曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

「門」の原稿について。

出張を終えると出張復命書というものを書かなければならない。
多分大抵の先生は日程時程と「今後も自己研鑽を続けたい」等数行の感想で出していると思うけれど、
その出張が演劇の大会であったりした場合、
私はつい「ミニ感想文」みたいなものを紙面いっぱいに書いてしまう。
書くことによって踏ん切りをつけるのだと思う。

まだ校内で演劇部がまじめに活動していると思われていなかった頃、
当時の教頭からやんわり注意されたことがあった。
今回選ばれた学校の芝居はこういう点で魅力的ではなかったと思う、
というようなことを淡々と書いた覚えがあった。
「え、読んでいらしたんですか?」
と驚くと、
「当たり前だ。」
と、近くにいた校長、事務長にまで突っ込まれた。
復命書は特活課長、教頭、校長、事務長の順に回る。

あの頃と比べると演劇部を応援してくださっている先生の数は本当に多い。
現在の特活課長は、
「復命書、いつも楽しみにしています。」
とまで言ってくださる。
で、このたび、この特活課長から、
今回の四国大会の感想を生徒会誌「門」に書かないか、
というお誘いをいただいているのである。

最後のページにするので長さは自由、締め切りは印刷ギリギリまで待つ、
というありがたい待遇。
冬休み中に書けるかなと思っていたのだが自堕落な生活で全く進んでいない。
私は文章を書くのが遅いと思う。
そもそもブログを始めたのにもそれを克服できたらという願いがあった。
確かに早くなった。
断片を短く書くのはね。
でもある程度の長さと質が要求されると、私はひるむ。
脚本を書く時もそうだし、
芝居を創る時もそうなのだけれど、
前はいったいどうやってたんだろうもう絶対できないよと思ってしまう。
みんなこういうことを乗り越えて生きてるんだろう、
いやいやたかだか生徒会誌の文章になんでこんなに深刻に、
思いは千々に乱れるばかり、
ギブアップ宣言は少なくとも明日にはしなきゃ失礼だろうなと思う。