曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

明け方の夢。

夢を見た。
美容院へ行こうとするのだがいろいろな邪魔が入ってうまく行けない。
そしてその美容院は、
不思議なことに私の生まれ育った町の、
よく歩いた道の、
どこか入ったことのある家の二階にあるようなのだった。

毎夜毎夜見る膨大な夢の中に、
この故郷の路地は何度も何度も顔を出す。
まだ幼くて塀やら軒やらがやたらに高かった。
私は今こうしてここにいるけれど、
私の魂は結局あの場所に今もうろうろしているんじゃないか、
私が生きているほんの数十年間など一瞬のようなものだから、
まあ四捨五入すればあのあたりで生きてた魂だったと言えるのかもしれない。
朝方目が覚めてそう考えてこわくなってまた寝た。

「なんで僕はこんなことを考えてしまうんだろう。口に出して言ってしまってはいけないことだってあるんだ。」(「ムーミン谷の11月」よりヘムレンさんの言葉)

今日は朝寝坊できる日。
ああ、もうすごい日差しだ。
変な考えなんてお日様の強い熱であぶられてどこかに消えてしまってよ。