曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

リハーサル終わり。

リハーサルが終わって川之江に着いたのが4時頃。
出来なかったところを練習したいというので、駅から記念館に向かい、
6時過ぎまで練習した。
キャスト・ブタカン・音響のみ、の予定が、結局ほとんど残っていた。
途中下車もしないで。

これで二日間びっちり練習につきあえた。

いつだったかどこだかで読んだことがある。
誰だったか昔有名なお医者さんが、苦難の末に外科の手術をあみ出して、
それでみんなはたいそう感謝をしたのだけれど、
そのお医者さんは、いつもいつも膿のアタマをナイフでプチっと切っては中身をちゅっとしぼり出すだけの手術に飽き飽きし始めていくというお話。

ここ数年生徒は自主公演を多く打つけれど、
私は最後の三日くらい演出に入る。
三日ではとても内部に手はつけられない。
せめてなんとか形にだけはしてやらないとと急ごしらえの演出をする。
生徒は一通りの満足をしているようだが、
そんなことが何年も続くと、
傲慢にも、そのお医者さんのような気持ちになる。
演劇ってこんなものだったっけ?

大切に芝居を創りたい。
生徒たちと、
妥協しないで、
理想を口にして、
それを体現してくれることを信じて、
信じ合って創っていきたい。