曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

今日が満開だねえ。

先日、もう3日も前か、

毎春恒例、きいのりと越智くんとお花見に出かけた。

この1年できいのりには本当に大変なことがあって、

こちらとしては少しでも息抜きしてくれたらいいなと思っていたのだが、

そこがやっぱり気の利かないタチでして、

迎えてただ漫然と過ごしてまた見送った次第である。

 

その日も彼女は朝からさまざまあった中、

なんとか来れることになって昼近くに車で登場、

隣のスーパーがちょうど工事中で駐車もできないため、

道後公園このまま行こうか!」となって越智くんと車に乗り込んだ。

 

例年にない寒さが続き4月というのに桜はまだほんの1分咲き、というかほぼ咲いていない、しかも平日、だというのに、翌日からの大雨予報のせいなのか、到着した道後公園の駐車場はなんと「満車」表示!

「えー、どうしよう!」

「だいじょうぶですよ、(自分は)ついてますから!」

というきいのりの言葉の通り、

目の前で「満」の字のつく駐車場からちゃんと1台出て行って、

今年もまさかのするする入れた。

「ね!」

「ホントだすごい!・・・でもきいのりね、自分『ついてる』って、あなたそんなに大変なのになんで『ついてる』って思うのかな?」

「え、大変って、どのことですかね?」

「えーっと、」

思わず答えに詰まってしまった。

「あのことかな?このことかな?いっぱいありすぎてわかんないー。」

本当に、

他人から見ても大変なことが多すぎてどのことなのか「わかんなーい」状況であって、

もちろん笑ってる場合ではないのだが(お花見だもの)三人で笑った。

 

公園を歩いていつもの場所に辿り着くと人がいっぱい、

なのに一番大きいベンチだけはなんとまだ誰も座ってなくてそこでお弁当を広げて食べたのである。

いやこれは本当についてるのかもしれない。

お弁当はすべて越智くん作。

恒例のローストビーフがうまいうまい!

ポテサラもおにぎりもうまいうまい!

むしゃむしゃ食べて少しだけ咲いてる桜と楽しそうな人々を眺めて何をしゃべったか覚えてないがなんだかとても楽しかった。

 

マンションに帰ってコーヒーを煎れるとき急に思い出して、

「私去年コーヒー豆2人分挽いて水1人分で煎れて濃かったね。」と自分で言って自分でおかしくなって作りながら笑ってしまった。

「水、このくらいでいいかなあ。」と言いながら今年のコーヒーを煎れていると、

「コーヒーカップで計ったらいいんじゃないですか?」

「ああ、でもね、だいじょうぶ、このくらいかな?ちょっと多いか、」

「だから、カップで2杯計ったらちょうどいいですよ!」

「ホントですよ!」

私がビーカーを目の高さまで上げてにらめっこしているのを二人がやいのやいの言うのがまたおかしくて笑いながら作った。

コーヒーを飲みながらきいのりがくれた川之江銘菓「柴田のモナカ」を食べたらこれがまたおいしかった。

越智くんはオレンジジュースである。

 

今年のお花見はこんな感じでした。