曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

東予大会!

おかげさまで東予大会を抜けました。
ありがとうございました。

発表があったとき、生徒はみんな手をつないでいて、
「犬山さんと猫田さん」の「犬、」の時点で悲鳴を上げて涙ぐむ。
みんなそれはそれは晴れやかな優しい笑顔で笑い合って、
それまで寄せ集めみたいだった1年生同士も、それぞれ急に仲良くなるのだ。

いい芝居を創ろう、
みんな仲良くしなければいい芝居は創れない、
そんなことはいくら口で言っても本当にはわからない。
「勝たないとわからない」ことがある。
「褒めて育てる」とか言うけれど、
たいしたこともしていないのにただ褒められてもしかたがない。
高きものを追い求め、
それができない間は決して褒められることはなく、
努力して努力して本当にいいものを創ったその時に、
「本物の」賞賛、こういう賞をいただく、
そういう経験こそが人間を成長させるんだろう。
1年生にとっては本当に初めての経験だ。

いい芝居を創るそのことを幸せだと思う。
そして幸せな顔をした生徒を見ることもまた心から幸せだと思う。
芝居としてはまだスタートラインに立たせてもらったに過ぎないけれど、
こうやってまた生徒と一緒に上の大会に向けて努力していける、
私は今本当に幸福だ。

越智君ありがとう。
まだ未完成だけれど、
私は今回この芝居以外のどんな芝居も演出したくはありませんでした。
心から感謝しています!