曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

あの頃に帰りた(くな)い。

夕べの続き。

さて母校宇和島東高校の「生徒会誌」の名前が思い出せず3人で唸っていると、
隣のテーブルに座っていた宇和島南校出身のH先生が、
「『東風(こち)』じゃないですかー?うち『南風(はえ)』だからー。」
と言う。
(それにしてもなんという「南予率」の高さ。これもすべて神の手ならぬ亀の手のお導きであろうか。)
東と南、それもありそうな名前ではある。しかし、
「違う!!」
頑として首を縦に振らない3人。
仕舞いには最も温厚なK先生が、
「南校(ナンコー)に何がわかる!」とか言い出す始末だ。

鬼ヶ城(おにがじょう)じゃなくて。」と、K先生がつぶやいた瞬間に、
「それだ!!」と3人が口をそろえた。
その名を出されてみればそれ以外のどの名でもない。確かに「鬼ヶ城」である。
それとともに思い出した。
生徒会誌「鬼ヶ城」にはご他聞に漏れず、生徒の手による各クラスの紹介文が載る。
私はいつもそれを書かされていたのだ。
そして他クラスの紹介文は腹を抱えるほど面白いのに、
毎年私のクラス紹介は、面白く書こうとしてはちっとも面白くなかったのであった。
全く苦い思い出だ。

「あの頃と今と、どっちが楽しいですかねえ。」と言う話になった。
「思い出したくもないですね。」
「ああ、それが健全な思い出のあり方だと思いますよ。」
「え、オレはあの頃の方が楽しかった。」
「何それ、気持ち悪いなあ。」
「今のがだいぶマシですよね。」

高校時代って恥ずかしくないですかね。