曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

人々はこうやってお酒を飲むのであったか。

夕べ、同僚と飲みに出かけた。
総勢8名(男性5名女性3名)、
放課後になって問題が起こり3名の出席が危ぶまれたが、1時間後にはなんとか合流。
有志で飲みに行くなどということは私にはほとんどないことである。
「亀の手」が食べられると言うので重い腰を上げたのだ。
これは愛媛県南予地方で獲れるフジツボの一種で、
幼い頃はよく食べたが、そう言えば3、40年ほど食べてない、
私にとっては懸案の、幻の珍味だったのだ。

亀の手は亀の手でおいしかった。
しかし自分の中で特筆すべきは亀の手ではなく、
なんと4時間以上、
私がその席にいたことだった。
隣県だったのでみんなで一緒に帰らざるを得なかったのであるが、
私は4時間以上そこで楽しく話していた。

不思議なことに同じテーブルに座った4人のうちの私を含む3人までが同じ高校出身だったのだ。
(だから亀の手で集まったのか。)
一人はなんと、同じ声楽部であった。
3人とも、母校に一方ならぬ誇りを持っていて、
ここ東予では普段自ら話題にすることもないのだが、
いざ思い出せば、汲めども尽きぬ話があった。
校歌や応援歌や生徒会誌や校舎やうどん場(食堂)や先生の話など、
そして今の仕事など、
それから芸術に対する感じ方など(放送部、美術部、演劇部顧問)、
なんだかよくわからんけどよく話した。
(酒量はこなせないのであるが。)
午前様で帰って来て、
ちっとも眠くなくて、でもお風呂に入ってストンと寝た。