曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

目が覚めて考えること。

意外とサバサバしているのは、多分納得のいく上演ができたからだろう。
常日頃、自分はマジで「順位」よりも「いい芝居を創ること」を目標にしているんではなかろうかと疑ってはいたのだが、本当にそうなのかもしれないと今回ちょっと思った。(ちょっとだけどね。)
しかし実際のところ、今年の出来で3位とは思っていなかったのでした。

と言うと傲慢に聞こえるかもしれないが、
何も私は川之江がいつも1位なんだと思って過ごしているわけではないのです、
つまりそれほど、ここ2年の舞台は自信作だったということ、
そして昨年は自信作でありながら本番に力が発揮できなかったけれど、
今年の舞台は本当に、今までで最高に近い形を上演できたのだということです。

「いい舞台だった、だから満票だろう。」
と思うような思考回路があるわけではもちろんありません。
けれども後から各審査員の投票結果の表を見れば、
「一人三票を持ちながら、この芝居に一票を入れてくださらない審査員が二人もいらしたんだ。」とは思った。
高知県の審査員と、何より審査員長から認められていないのが応える。審査員長はわれわれに、プロとしての目を教えてくれる人だから。
朝目が覚める。
そして最初に考える。
それではこれから一体どうやって芝居を創っていこうかと。これは私たちのなけなしの一手だったのにと。

サバサバからはほど遠いかもしれません。
でも例年よりはサバサバしている。
実は毎年、四国から4ヶ月間くらい、目が覚めるたびに「今年も四国を抜けられなかった」と思ってから起き上がっていたような次第です。
もう7年続いているんだぜ。