曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

演劇部の1年生。

1年生は基本的に好きになれない。
せっかくものすごく仲良くなった2、3年生との蜜月の空間に、
春になると現われる闖入者。
勧誘しといてアレですけれども、なんだか毎年憂鬱になる。

仲良くなった2、3年生に、
「1年生のとき、嫌いだった。」ことをばらすと、
みんなけっこうショックを受ける。
「マジですか~~~!?」とか言う。
知らなかったでしょう。
だって「嫌い」なんて、私、そぶりにも見せないものね。

昨日、課題テストの監督に行った1年生のクラスに、演劇部員がいた。
実はこれだけでもかなり憂鬱。
ところがテストが終わった後、彼女が近づいてきてこう言った。
「だいじょうぶですか?」
「え?」
「あの、咳こんでたから。」

練習中、時々喘息気味の咳が止まらなくなるものだから、
テスト中に咳き込んで少し席を外したのを、彼女なりに心配してくれていたらしい。

なんか、嫌いじゃないかもしれない。
とか思って、ふっと気がつけば、
1年生とも、もう5ヶ月一緒にいるのだった。
私もそろそろ慣れる頃だ。