曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

四十にして惑わねんだよ。

やることが山積している。
かなりこなしながら進んでいってるけど、
仕事はブラックホールに吸われていって、
自分のこやしには全くならないまま日々年々は過ぎていく。

ピンク色のあじさいが記念館の脇で雨に打たれていて、
幼稚園のときこんな色の折り紙で作ったあじさいの工作を思い出した。
あの頃のこと、覚えている。
あじさいの花の折り方を発明して教えてくれる誰か中央のエライ人やら、
どこかでこんなふうに咲いてるんだろう、私が知っているのでない大輪のあじさいやらに思いを馳せ、
世界は大人にならなければわからないことで満ちていて、
その一番下っ端で待機しているんだと感じながらあじさいを折っていた。

あの頃から結局知っていることなんて増えてない。
あじさいの折り方すらわからない。
記念館の脇で小雨に濡れてそう思いながらあじさいを見ていた。