東京にいる間に桜の満開が来て、
自由劇場近くの芝恩賜公園でサンドイッチを食べながらひととき花見などした気になっていて、
四国に帰れば桜はなんだか散りかけておるぞと思っていたら、
なんとまだ咲いていなかったのらしい。
今日が満開であった。
桜祭りとやらで昼間の花火も上がっていた。
午前中から部活を見るはずが職員室を離れられず、
午後イチに記念館まで走って行ってふと気がつけば、
記念館脇に１本だけ立っているソメイヨシノがまさに今満開である。
今日は野球部も陸上部もサッカー部も本当に誰もいないグランド、
その隅の桜の木、
石の段を二段あぶなく上がって木の真下に立って幾重もの枝を見上げる。
掴むように花びらに触る。
この春、二度目の花見。二度目は一人で。
三階からはにぎやかな音楽が聴こえている。
午後の最初に踊ろうとかいうことになっているんだろう。
ああこの曲は、去年の「花柄マリー」の春季全国交流会でみんなが踊っていた曲だ。
私がいなくてもきちんと練習しているんだな。
桜の花は白いようでいながらたくさん集まるとピンク色。清楚で豪華。
美しい。美しいなあ。
