曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

感謝してます越智君。

越智は青年劇場で働いている。
現在篠原久美子作「藪の中から龍之介」の公演中。
連日帰りが遅い遅い。
でも電話の声はとても元気。
芝居の仕事だからだろう。

昨日の帰りは11時半で、
ちょうど東予大会のビデオが届いた頃だろうと思って電話したんだけど、
これじゃ今日観てもらうのは無理だな、
と思ったんだが、
なんと越智、
電話の後2回も観てくれたらしい。
何時に寝たんだ。
メールに眠いと書いていた。

そういう熱気に出会うと、
ああ一人で創ってるんじゃないなと強く感じる。
ときどき何が正しいのかわからなくなるけど、
そんな時越智の言葉はどんなにか心強い。

今回脚本を書いている最中、
力が足りなくてどうにもならなくなったとき、
打開したのは越智だった。
驚いて、涙が止まらなかった。
彼は私の教え子だが、
いつの間にこんなに力をつけたんだろう、と今回改めて感じた。
彼はうちに脚本を提供し続けてくれている。
本当にたくさんの作品を精力的に書き続けて、
その間にこんなに力に差ができたんだな。

「書くたび、上演するたび、確実に脚本を書く力は伸びます。」と、
戯曲講座で鈴江俊郎氏がおっしゃった。
そうだ、書かなきゃいけない、上演してもらわなきゃいけない、
そう、強く思った。
でもね、
「次の脚本は僕が書きますよ。」
と越智が言って、
「いや、アタシ書くから。」
と言うにはかなりの元気と勇気が必要だ。