曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

直系。

祖父が死んだときは私も少女で「骨を拾う」というのが恐ろしくて逃げてしまったのであるが(最後は妹に説得されて拾いましたが)、
そう言えばその時くだんの祖母も「逃げ気味」だった。
(さすがは「イサノ」本人である。)
「いや、ばあちゃんは拾わな。」と親戚一同に促され、
「こわやこわや。」と言いながら連れて行かれていた。
 
父が死んだときは私は寝込んでいて斎場まで行けなかったのであるが、
母がどうだったのかと言うと、
まだ熱い骨壷を抱いて帰って来るのは配偶者と相場が決まっていると思うのだが、
帰って来てから「気色わるやなあ。」とか言っていたから、
職務を全うしたかどうかは別として気のりがしてなかったことは確かである。
 
「明らかに同じ血を感じますね。」
と越智くんは言うけど、
私は喪主だったのできちんと骨は拾ったし骨壷も抱いて家まで帰りましたよ。
(こわかったですけども。)