曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

お墓参り。

水曜日の朝は予報通り秋晴れで、
行楽日和なのでおにぎりと卵焼きを作ってお墓に出かけた。
半年目の月命日だったので。
 
学校は保育体験学習で午前中の授業がなくて、
申し訳ないけど年休を取るには持って来いだった。
そう言えば前回の保育体験学習は香川の労災病院だかに行ったんだっけ。(役に立たない教員である。)
「3年前は『病院』で今年は『お墓』かー。」とか思う。
一人で行くのは初めてなのでちょっとこわいかなと思いながら、
でも天気もいいのでちょっとウキウキして、
カツブシのおにぎりと砂糖なしの卵焼きを作る。
あの人が本当に好きだったものは私しか知らないし、
第一私が持って行くものは何でも喜ぶんだろうな、とか思う。
 
川べりの石段まで来ると気が急いて駆け上り始める。
この上のお墓にいるんだ、と思う。
はあはあ言いながらお墓に着いて、
こんな所にいるんだ、こんな所に、と思う。
こんな所にしかいないんだ、と思う。
すんすん泣きながらお墓を拭く。
普段は泣いててもしかたがないしもともと陽気な性格なのでいつも笑っているんだけど、
これほど悲しいのに何一つわかってくれない人もいて、
いっぺん人の身になってみろよ、
20年二人きりで暮らした人に死なれてみろよ、とか思う。
何にもしてあげられなかったけどさ、とか思う。
 
夜電話で越智くんと話した。
「朝行ってよかったよ、やっぱ悪いもの飛んでるらしいよ、夕方とか夜とか。」
「あのこう言っちゃあナンですけど、『会いに』行ってるわけでしょう?それでもやっぱりこわいんですか?」
「それとこれとは話が別だよ。」
「『イサノ系』ですね?」
うーん、ちょっと使い方違うかも。