曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

永遠の18歳。

今朝、
「先生、僕もとうとう大人になりました。見てくださいよ僕のお肌を。」
とヤンキーが言うので、
「なにその言い方キモイんですけど、あー!そう言えばニキビがない!!」
見ればお肌がつるつるではないか。
「なに大人になったからニキビなくなったの?どうしちゃったの、ついこの間まで永遠の15歳とか言ってたのに。」
「これからは永遠の18歳と呼んでください。」
「鼻血は出ないの?いっつも鼻血出してたじゃない。」
「鼻血も出ません。」
「いやー、3年も経ったんだねえ。目の前で大人になっていったわけだ。」
3年前は図書室掃除で、
鼻血は出す、宿題は出さない、欠点は取る、
大会前夜にセリフは忘れる、風呂場で騒ぐ、喉は嗄らす、こいつが大人になったとなれば感慨もひとしおである。
時の流れは早いものだ。
その3年間に私に何が起こったろう。
つぶれていても不思議はなかった。
こうしてこいつと3年も芝居を続けて来れたのは実は奇跡に近いことかもしれない、
とかしみじみしていたのであるが、
さっきまた「しょうもな電話」がかかってきて、
「家帰って顔さわったら、またザラッてしてるんですよねー。」
とか笑っていた。
18ってもまだ子どもだもんね考えてみれば。