曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

われながらめんどくさい。

夕べ洗面所の鏡の前で、
急にどうにも襟足が長いのが気に入らなくなって、
ハサミ取り出して左手で髪の束つかんで右手でザクザザク切ってやった。
5センチか6センチ切ってやった。
後ろ髪も引っつかんで切ってやった。
全然髪型変わった。
ふー。
やっとすっきりした。
 
1週間前に美容室に行ったばかりなのだ。
短くしてくれと言ったのに、
この春15年ぶりに変えた新しい美容室なもんで言ってる意味が今ひとつきちんと伝わらない。
2、3千円でカットに行きさえすればスッキリきれいっていう若い頃とは違って、
この年の女であれば見苦しくなくする、ただそれだけのために、どんだけ苦労することか、
やれカットだパーマだカラーだトリートメントも必要ですよ果ては炭酸スパだとかやりませんかとかで、
時間はかかるわお金はかかるわ、1万3千円だとか払いましたけど、まそれはよしとしよう、今までだってそうだった、だけど肝心の髪が、私は今回こんなに長くちゃいやだったのだ。
洗面所の鏡の前で、
暑くてうっとうしいから切ったんじゃなくて、
その気に入らなさが募ってハサミに手が伸びたわけですよ。
 
そしてそんな「気に入らなさ」が、
転勤してから私の周りで無限に起こっていたわけなのですね。
周囲が悪いわけじゃない。
ただ慣れるのには時間がかかる。
私が何を気に入るのかということ、
私が気に入るか気に入らないかということが全く価値のないことではないかもしれないということ、
周囲と刷り合わせていかなきゃいけないことはまだまだあって、
そいでああもう7月も半ばである。