曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

昨日は文化祭2016。

感想用紙を印刷するとき、
「100枚でいいかな?」
「いや多分前それでは足りなかったです。」
みたいな会話もあって130枚印刷、
蓋を開けたらやっぱり視聴覚はとんでもない客入りだった。
ぎゅうぎゅうもいいとこだ。
椅子はパイプ椅子が3列とその後ろにちょっと背の高い椅子が2列で都合5列、
その前に最前列の座布団席(いや座布団は12枚しかないので座布団なしの人がほとんど)、
それで空いた所に立ち見客である。私も立って観るんである。

昼休みに職員室で弁当を食べていたら前の廊下から前後の文脈はわからないが知らない男子生徒のきっぱりとした声が聞こえてきた。
「オレは演劇部観に行きたい。」
襟を正して食べ終えて視聴覚に向かった。

入れきれなくてたくさんのお客さんをお断りした。
「先生、この芝居次いつやります?オレら観れますか?」
ぐっと詰まる。
去年まで教えていた3年生なのである。
「3月にやる。あんたら合格して観に来て。」

それにしても客席をなんとかできないものだろうか。
座布団席と最前列席以外の客は1時間立ち上がった時のキャストの顔の部分しか見えないのだし、
ヘタをすれば1時間声だけ聴いてる客もいたはずだ。
危険のないように集客人数を減らさないように収納場所を取らないようにひな壇とかなんとか用意できないもんなんだろうか。ホントにそのあたり進歩がない。

芝居の方は、
そりゃまだまだだけど、
その場だけの意志の疎通が見られたりもして実は私は泣いたりしていた。
ねえその魅力を出しきって私とお客さんをいい気持ちにしてと彼ら彼女らを観ていて前のめりにそう思うのだった。

私はやっぱり演劇に関わっている時間がとても好きだな。
そりゃ仕事をきっちりやるのも大切だし国語を教えるのも好きなんだけど、
意志を持って部活に出る時間を作ることが大切だなと思う。