曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

大切な人たち。

昨日は「きいのり」と「やまめぐ」が来てくれて、
越智くんと4人で道後公園に出かけた。
公園と言っても元は中世河野氏湯築城跡で、
それは猫の額に遊具の置いてあるといったよくある道路脇の施設なんかじゃなく、
正しく城山とお堀とその裾野なんである。
山籠れる緑は何百年もの樹齢を重ねた木々、
お堀の蓮には白い花がいくつも茎を伸ばしているし、
裾野に広がるグランドは桜並木と藤棚と種々の緑に分厚く囲まれている、
遊歩道の石畳をお堀沿いに歩いて行けば子規記念博物館の建物が風景に溶け込んでいて、
この道はいつ来てもいつ来ても背の高い繊細な木々の木陰になっている、
桜のたび新緑のたび藤のたび、
いや日曜のたびいや夕方になるとあるいは早朝から、
家族が恋人たちがお年寄りの夫婦たちがそして私たちのような久しぶりに集まる者たちが、
それぞれに笑ったり走ったり座ったりおいしいお弁当を開いたりして時を過ごす、
それはそれは由緒正しき歴史と伝統と風格ある憩いの場なんである。
ここに来るたびいつも大切な人にこの景色を見せたいと思っていた。
藤棚の下に4人でお弁当を広げて(作越智優)、
もう1年分とは言わないけど半年分と同じくらいは笑ったんじゃないだろうか。
ちょっと気温が高くて、
妊娠中のきいのりは少しバテていた。
申し訳ないなあ。
やまめぐの話がおかしすぎてしばらく思い出しては笑っていた。
高校時代の友だちが真の友だとかいや大学時代だとか人は言うけど私は高校時代の友とも大学時代の友とも会うことがない。
会えば会っていなかった時間なんてふっとんですぐに昔に帰って笑い合うなんて聞いたことあるけどそれがどんな状態なのか知らない。
だけど彼女らに会うとすぐにあの頃がどんなに楽しかったか思い出せるんだな。
じゃあみんなきっとこんな感じなんだろうかな。
私に人並みの気持ちを味わわせてくれるわけだあの子たちは。
そういうのありがたいって思うんだ。