曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

松山東高校演劇部四国大会3位入賞。

3位だった。
今回のうちの作品「ひなひとり」は、
最後の追い込みで十分自信のある舞台に仕上がっていたが、
二日間が終わってみれば大会のあまりのレベルの高さに結果発表前には入賞できないかもしれないと半ば観念していたのだった。
2位までの発表が終わったときに、
どんなにか素晴らしかったあの学校もあの学校もまだ名前を呼ばれていなかった。
ここで自分たちが3位にコールされることはほぼないだろうと諦めかけていたときに、
愛媛県立ま…」と聞いて驚いた。
驚いて、単純に、嬉しかった。
できれば全国大会にと思わなかったわけがない。
でも嬉しかった。

今回の四国大会は私にとって、
山東に来て7年連続、
川之江高校時代から数えると20年連続、23回目(多分)の出場だった。
その間に多くの才能を見てきた。
顧問のことだ。
しかし今年の四国大会ほど多くの才能を見たことはない。
今回出場できなかった才能もある。
20年前も今は昔、
現在の四国はとんでもない舞台の集まる場所になっている。

その中にあってまだ戦うぜ。戦っているぜ。
どんなに打ちのめされても続けるんだ。
生徒が自分を必要としている限り。
打ちのめされた回数もまた、
今顧問をしている誰よりも多いだろうよ。

傷ついてはいけない。
傷つきやすい心を持って、
傷ついてなんかやらないで、
また自分を信じて歩き出してほしい。
素晴らしい舞台ばかりだった。