曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

生徒たちは元気だった。

月曜放課後、職員室で急に天井が回り始めた。
二日休んで昨日登校しました。

1限目私立文系古典、
教室に入るなり、
「せーんせせんせせんせ、だいじょうぶー?」
「先生治った?先生治った?先生治っ、てないやん!」
「むっちゃ顔色わるー!」
「どしたんどしたんどしたんー!?」
恐ろしいほどうるさいので頭がさらにくらくらする。
「先生、そんなでオレらのクラスの授業したら、もっと悪なるんでないん? だいじょうぶ?」
と真剣に心配してくれるむきもあり、
わかっとるなら静かにしろとも思い。
でもその日の授業はむちゃくちゃ真面目なのだった。

授業を終えると廊下で別のクラスの男子数名が私を呼ぶ。
頭を動かさないようゆっくり振り返ると、
遠くから、
「先生だいじょうぶー?」
「ごめんな先生、オレらのせいでー!」
とか言ってる。
先日私が喉も裂けよと怒鳴りつけたクラスの生徒たちである。
まああのせいで病気になったんではないんだが。

このクラスは授業態度がよくないからあそこまで怒ったんであるが、
今日の授業、
「もう一度言いますが、静かにするように。」
と念を押すと、
「ハイ!!」
「オレら二度と先生を怒らせんけん!」
とか言うのである。
アホやから、そんな言葉にすぐだまされてしまいます。

国立クラスの生徒たちは今日からセンター試験のため公欠。
どうぞリラックスして受けてきてほしい。