自分の年齢に驚いた一番最初は中学校1年生の時だったと思う。
一つ上の先輩の作詞で「生徒会の歌」というのを習った時だ。
若さあふれる一千人
今日も一つの輪になって
喜びわかちあいながら明るい未来を作ろうよ
僕と私の生徒会
この、「若さあふれる」のところで衝撃を受けた。
「若い」んだ!
「若く」なっちゃったんだ、私たちもう!
子どもじゃなくて若者になっちゃった。
それじゃあもう若者を過ぎてしまうのもすぐだよ。
17歳になった時にも驚いた。
17歳ったらもう恋なんかして綺麗になってて世界に羽ばたいてる頃じゃなかったのかと。
こんなでもう17歳?
20歳すぎるまでしかちやほやされないって言うよね?
私はいったいいつちやほやされるんだ?
17歳でそんな焦ってるくらいだから、
年を取ることへの恐怖といったらなかった。
実際それは、今時の女子高生も変わらない。
3年生くらいになると、
「1年生は若いよねー。」
「いやー、年取ったなー。」
とかすぐに言う。
社会全体でそんな恐怖を植えつけてるんで、
その呪縛から解き放たれるのはかなり難しいわけなんだけども、
それにしたって17、8歳から焦らせるとは下劣きわまる社会じゃないか。
恐怖の数は常に予想より少ない。
みんなにわかれとは言わないが、
私は今も幸せでいるよ。
人は長い間幸せでいられるはずだよ。