曽我部マコトの言わせていただきます!

そんなに言いませんけど。

採点終わり!

少しずつ仕事を片付ける。
それはそうと、また3年生担当なんである。
毎年1年生に希望を出しているのだが、便利屋になってしまっていて、気づけば3年団にいる。
なんと11年中7年間、3年生担当だ。
特にこの3年間はずっと3年生国立クラスの副担任で、職員室の席も動いていない。

それがどういうことかというと、
同じ教室の同じ教壇から同じように40の机に頭を並べる生徒たちを見ながら、
あああいつはもういないんだった、卒業したんだったなあ、
この子は似ているけどあの子の弟だったな、妹だったな、
この子はこの間入学してきた子じゃないか、
だけどみんな高校3年生の雰囲気を持っていて、
ふと今がいつなのかわからなくなる、
そんな感じだ。

よく生まれるためにはよく死ななければならない。
あの子たちと一緒に、
私はここを離れるべきではなかったか、
こことは少なくとも卒業する者を見送る席を、
またあの子たちとは誰だったのか、
私はなぜここにいるのか、
消えそびれた幻のように宙を見つめる。

明日はきっと部活に行こう。
正しい時を刻むのだ。